2015年01月24日

宮部みゆき「ソロモンの偽証 第1部・事件」「ソロモンの偽証 第2部・決意」「ソロモンの偽証 第3部・法廷」

2015012401.jpg2015012402.jpg
2015012403.jpg2015012404.jpg
2015012405.jpg2015012406.jpg

宮部みゆきの大作ミステリ。
全体は3部構成になっています。
転落死した中学3年生、柏木卓也の死の真相を突き止めるために、殺害容疑を掛けられた不良・大出俊次を被告人とした学生だけの学校内裁判を開廷するストーリー。
学校内裁判で検事を務めた藤野涼子のその後を描いた文庫書き下ろし短編「負の方程式」も収録されています。

第1部では、柏木卓也の死を巡る学校内の騒動、大出を殺人犯と名指しした告発状の出現、マスコミの介入と、次々に起こる事件について綴られます。
第2部では、この物語の主人公・藤野涼子が真実を突き止めることを決意し、彼女を検事、柏木卓也の友人・神原和彦を弁護人とした2チームがそれぞれに調査を開始します。
第3部では、いよいよ始まった学校内裁判の5日間の様子が描かれます。

第1部は、救われない事件の連続で読み進めるのに時間がかかりましたが、第2部からは、多様な登場人物の掛け合いで学園小説らしさが加速して、一気にラストまで読み切りました。
ミステリとしては予想の範囲内でしたが、判事、検事、弁護人、被告、陪審員のすべてが学生による法廷のシーンは読み応えがありました。中学生にここまでのことができるものかはさておき、です。

2000ページを超える大作で、正直、消化不足な点もありましたが、満足しています。


 
posted by wa+ at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活字 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。